3月二回目の日記です。
もうちょっとこまめに書けばいいものを、忙しなさにかまけてちょこちょこツイッターで呟く程度でした。
3年年の差姉妹二人分の卒業式やら入学準備に追われまくってひーこら言って、職場も職場であれこれあって、あとちょっとしっかりして当たらないと終わらない状況でして、成長を喜ぶと同時に煩雑な作業に追われて指差し確認ばっかり。失敗は許されませんものw
そういや普段はラフ、というよりあるものを適当に着ている私がたまーにまっとうに見えるフォーマルスーツを着て化粧もすると、学校関連の知り合いに2度見3度見されるレベルという、ちょっと面白い事にもなってます。普段と印象違うんでしょうね。(厚化粧ではないと信じたい)
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やっぱり有言不実行ばっかりですみません。たぶん4月までこのままです(汗)
寝る前に何番煎じだっていう、短いのを。
芳しい春の風が通り過ぎる頃、あたしは一人旅に戻った。
どこに行こうが誰の邪魔も入らない、まったくの自由気ままな旅地を満喫している。
北に美味しい魚料理があると聞けばふらりと立ち寄り、西に大規模な盗賊団が展開している聞いては心躍る盗賊いぢめに向かって大量のお宝さんを悪の手から救出したりもして。
東の地で国政に携わる友人に招きを受ければそれに乗って、華やかな舞踏会で衆目の関心を集め、疲れたなら南の土地でゆったりと休息を。
ここのところ純魔族の横行は減少の一途を辿り、代わりに蠢くは悪事を働く人間や亜魔族達。
厄介度合いは減った代わりに細々とした討伐仕事が増えて、小銭を稼ぐにはいいけれど、どかっ!と大金を稼ぎたい時にはややうんざりする現状に、つい愚痴の一つも出てしまう。
「あーあ、あと少し手持ちが増えたらあの薬草買えるんだけどな」
足下に転がる髭親父をふん縛りつつ、大きな溜息を一つ。
欲しいものは無限にあって、当座必要なとある薬草一つを手に入れるにしてもこういった手間仕事をこなさないといけない。まったく、そこそこ平和なのはいいけどもうちょっと夢やロマンがあったっていいじゃないか。
未盗掘の遺跡の噂もとんと聞かないし、新しい魔道技術の発見はあれどまだまだ試作段階で実用には到らず。
一部の学者達はこの大陸を取り巻く魔族の結界が破れたらしいと騒いでいるけど、実際に外の世界に行ったという人物の話は聞こえてこない。
未知の世界に興味はあるが、今すぐに旅立ちたいとは思えないしそもそも準備不足もはなはだしい。
いろんな意味で名が知れ渡り過ぎたこの大陸を、いずれ去るとしても。
ひらりと、風に舞う黄色いリボン。
どこかの誰かが逃したのだろうか。
周囲に人影は見えないけれど、誰かの手から飛びだして、飛んで流れてここまでやってきたのだろう。
鼻先を掠めたリボンを掴んで、もう一度空に向かって放り投げた。
あんたは自由よ、どこへでも行きなさい。
懐かしいあいつを思わせるリボンは再びふわりと風に乗り、ふわふわ高く、青い青い空の彼方へ飛んで行く。
どうか、お幸せに。
宙に溶かした呟きは、誰に届く事もないまま霧散した。
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