あとがき




 マグノリアと共に、ようやく完結する事ができました。
元々サイトを持とうと思ったきっかけの一つが
この話を書き上げて誰かに読んでもらいたい、って思ったからです。
それまではあちこちのサイト様に投稿させて頂いたり
もらっていただいたりしていたのですが、
正直どの位の長さになるのかも
判らない話を人様に押し付けるわけには行かないなぁ・・・と。
それで私にしては珍しく一念発起して
自分のサイトを作ろう!と行動を開始したのです。
但し、ビルダーを買ったのが9月、サーバと契約したのは1月
サイトを開いたのは3月と、こうして振り返ってみると
いかに歩みが遅かったかが分かりますね。

元ネタは以前日記にも書きましたが、B’Zのシングル収録曲
「magnolia」から。
曲も歌詞もすごく好きで、これでお話が書きたいとワードパッドに
チョロチョロ文章を打ち始めたのが2004年の5月で。
まさか書き終えるのに2年以上かける事になるとは、この時点では
夢にも思っていませんでした。
(途中一度PCがクラッシュして修理に出したりしてるうちに
書く事をStopしていた時期もあったりして)

当時書いていた話はもっとシンプルで殆どリナ、ガウリイ、宿屋の女将
の三人だけで、話自体ももっと短かったんです。
でも、いざサイトを開設して初の連載、という形にした時に
ワードから移動させて読み直すうちに「ここはちょっと」という感じで
どんどん加筆して行くうちに方向が変わって、結局最初から書き直しになって
結果、今のような形になりました。
(イリーズを登場させたのが大きかったかも)

最初の話を書いた後に「蒼緋」「語られなかった蒼緋」を書いて、その時に
原作15巻を読み返していると、各国が異常に気が付き行動を始めた、と
いうくだりがありました。
という事は、事件が一応の収束を見せても
「ああ、よかったね」だけで納得するような国ばかりではないだろう。
そうなると・・・・と「蒼緋」で厄介なことになると語らせたのです。
その厄介事が協会からの召喚状となりまして
この話が「蒼緋」の後日談と言っている理由はこれです。
実際は掠める程度にしか繋がっていなくて期待してくださった方には
申し訳なかったですが。

最後の方の更新が遅くなってしまったのも
方向転換の結果、書き溜めていた部分だけでは足りなくなった為です。



マグノリア(木蓮)の花言葉は「自然への愛」
ガウリイが香水屋のおっちゃんに、リナの事を説明している時に
「そんなえらい(おっかない)娘っ子がいいなんて、兄ちゃん変わってるなぁ」
「でも、オレはそんな、そのままのリナがいいんだ」って会話が
あって、あの香りが選ばれたんだって事にしています。

某ロク○○○で売っているマグノリアの練り香水は
とても良い香りで、自分が大好きなので登場させました。

リナが着ているドレスもモチーフはマグノリアだと書きましたが
あれはその中でも特定の品種をモチーフにしています。
(実はそれは初恋だったかサヨナラだったか記憶が飛んだ(汗))

完結と書きましたが、まだ番外編が残っているので
本当の完結とは言えないかもしれませんが、こんな拙くも長い話に
お付き合いくださった皆様に心からの感謝を込めて。

ありがとうございました
!!

2006.9.1 でめきん


























































































えと、それでお礼となるか蛇足となるか微妙なんですが。
初期バージョンをこの下からリンクさせています。
こちらからどうぞ。
「マグノリアの君」