連続使用がたたりまして、使用中にいきなり「ぱちん」と音がしたと思ったら活動停止、沈黙、使用不能で再起不能とあいなりました。
結構長いこと使ってたし寿命かなーなんて、さっくり新しいのを買いました。
これで次からのモル’S乾かす時、楽になるといいな。
今日は久々に家族総出で 茶実、テツ、くぅの順にお風呂に入れてわっしゃわっしゃ洗って爪切り&耳掃除かーらーの、ドライヤー→仕上げにコタツ内で最終乾燥(おやつつき)コースやってました。
ええと、下の日記書いた夜に風邪引きかけから見事な風邪引きにジョブチェンジしてました。今年の風邪はがつっ!と高熱が出るようです。
なんか毎年一月二月に病気している気がしなくもなく・・・健康大事です。
不幸中の幸いは受験生だけは健康体でいてくれた事。
実は他にもこのタイミングで被るか!?ってトラブル発生してたりもして、正直しゃれにならんしゆっくり寝てもいられないわー!!って、熱で茹った身体に水分投入と排出を繰り返して何とか一日で動けるようにはなったんですが、まだ影響が残っていて頭の芯がふらふらしてます。ボケ度も日頃より300%増し。
他二人も無事回復しまして一安心、これ以上何もあってほしくないなー
お話更新の方はしばらく無理そうです。
ちゃんとした更新はしばらく無理そうです。
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(追記)
寝る前に開いたついったーで明夜さんに焼かれて書いてみた。
毛布の中でうんうん唸っている相棒の額に、絞ったばかりの濡れた布を置いてやる。
頬に触れるまでもなく、彼女の周囲の空気まで僅かに熱っぽさを孕んでいるのが判るほど。
普段から寒がりのリナなのに、高熱に侵されている為かさっきから毛布をめくったり被ったり、一向に落ち着かない。
「……身体の温度調節がうまくできてないのよ」
乾いた唇を小さく動かして今の状態を訴えてくる。
熱いけど寒くて、寒いんだけど暑いのよ。
そういって小さく笑って見せるけど、かなり苦しいのか潤んだ瞳の焦点がふらふらと揺らいでいる。
いつもはまっすぐに、突き刺さるんじゃないかってほど、まっすぐオレを見てくるのに。
「何か飲むか?」
「おみず、ちょうだい」
水差しからコップに少し、冷たい水を注いで持っていくと、リナは一度手を出して受け取ろうとしたけど、結局飲ませて欲しいと言った。
手が震えてちゃんと持てそうにないんだと、かすれた声。
いつものハリのある声が早く聞きたい。
「一回起こすからな」
断ってからリナの背中の下に腕を差し入れて、ゆっくりと上体を起こして。落ちたタオルを拾って桶に引っ掛けて、コップを取って熱い息を吐く口元に宛がってやる。
服越しでも熱い背中はじっとりと湿っていて、高熱に苛まれている身体の内はもっと熱いのだろうと判る。
「ゆっくり飲めよ。飲んだら少しは楽になるからな」
応急処置の方法は知っている。
一度、熱を下げてやる方がいいんだろうか。
普段ならこんな風にいつまでも身体を預けっぱなしになんてしないのに、自分で体勢を保てないほど弱っちまって。
「っ、げほっ! ……ぐっ、ふっ、けほっ、けほっ、けほんっ!!」
急に咽せだしたリナは、懸命に咳を噛み殺そうとして苦しそうに体を丸めて肩を震わせている。
「堪えんなって! ほら!」
慌てて背中をさすって、丸まった身体の隙間にもう片方の肩をねじ込んだ。
「……んっ、だめ。うつる」
「いいから」
慌てて顔をそらそうとするのを抑えて、肩の上にリナの顎が乗るように抱きかかえて背中をさすって、出るだけ咳をださせてやる。しばらくすると落ち着いたのか、強張っていた身体から力が抜けていく。
腕の中の身体の熱さと、隙間なく密着することで感じる汗の匂いと肉の柔らかさにごくりと唾を飲み込んだのを、リナは気づかずにいてくれただろうか。
ベッドに寝かしつけると、リナはすぐに眠ってしまった。
相変わらず熱い額に濡れた布を載せてやって、毛布を肩まで引き上げてやる。
「なぁ、誰かにうつしたら治るっていうよな」
しっとりとした髪を撫でて、そのまま頬に触れて唇へ。
さっき潤したばっかりのそこはもうカサカサに乾いていた。
「体力だけはあるから、な」オレにしとけよ。
囁いて、熱い息を吐き出す唇にキスをして。
翌日、めでたくオレ『も』風邪をひいた。
うにょうにょと回る視界とぐんにゃり歪んで見える天井。ああ、なんかあの隅っこのところ、ゴーストみたいな影があるなぁ。
あっちい。
息苦しい。
きもちわりぃ。
ぺち。
ぽん、ぺち、ぽて、ぱさっ。
白い塊が飛んできてはオレにぶつかり、毛布の上に、床の上にと落ちていく。
ゆきだまか? いや、冷たくはない。
かるくて、手の中に握りこめる程度にはでかい。
それに部屋の中で雪は降らんか、さすがに。
「ばーか、ばか、ばーかっ!」
べちんと顔面になんかぶつかった。……けっこう痛い。
力の入らない手でなんとかそいつをつかみ上げると、その正体はほんのり生温かい濡れタオル。
「幾らなんでもひどすぎないか?」
火照った喉からガラガラ声をひねり出しても、攻撃手の追撃はやむ気配すら見せない。次から次に飛んでくる、紙くず、タオルにりんごに軟膏入りの小さな缶。
げほん、げほんと咽こむ間だけ攻撃は止んで、次にきたのは恨めしそうな視線の矢。
「苦しいでしょ? そりゃあそうよ、あんなにうつらないように気をつけてって言ったのに、予防するどころか自分から感染しにきたんだもんね。どこで何吹き込まれたのかしんないけど、人にうつして風邪が治るんなら世話ないわよ。おまけに二人揃って寝込んじゃったら意味ないじゃない」
ヴーッと唸ったところで力尽きたのか、リナの手がぱったり毛布の上に落ちた。
「そこまでいうか」
「っ、げほっ。言うわよ、馬鹿。倒れるのはあたしだけで充分よ、何が悲しくて二人揃って寝込まなきゃならないのか理解に苦しむったらないわよ。……熱、辛いでしょ。頭ガンガンで眩暈グルグルしてるんじゃない? 全部ガウリイの自業自得よ」
バカ、ほんとにバカよあんたって。
風邪は魔法じゃ治せないんだから。
言うだけ言うとリナは頭まで毛布を引っかぶって背中を向けてしまった。
あー、なんかもう、何にも考えたくない。気分も悪いし腹の中から気持ちが悪い。
昨日のリナもこんなだったのかと、よろよろ自分で額にタオルを乗せて目を閉じる。なにも優しくしてくれとは言わないけどさ、さすがにあれだけ言われちまうと落ち込むよなぁ。
……ぽかりと目を開いた瞬間、オレは泥沼から浮上したのかと思った。
視線の先に、規則正しく天井板の並んでいるのが見えた。
相変わらず室内は薄暗いが部屋の隅に妙な形の影は見えないし、発熱中ずっと悩まされていた眩暈も治まったようだ。
両手で顔を擦ってみるとぬるりとした手触りがして、頬がひんやり冷たかった。ああ、そういえば寝る前の息苦しさも暑苦しさも失せている。
寝汗で湿気た寝巻きが肌に張り付いて気持ち悪いが、それ以外の症状はかなり軽減したようだ。
ちらりと隣を見遣ると、空っぽのベッドが見えた。
「リ、ナ?」
リナがいない。
もぬけの殻というより、最初から使われていないようにきちんと整ったシーツがやけに寒々しく感じられた。
慌てて体を起こそうとして失敗する。 ちくしょう、なんかまだ力が入らねぇ。
リナはどこに行った? 下の食堂ならいいが、まさか病み上がりの体で遠出したりしてないだろうな。あまつさえいつもの悪趣味を。
そこまで考えてしまうともう、いてもたってもいられなかった。
やたらと力の入らない全身に気合を入れろと命令して、無理やり踏ん張り足を動かす。床につけた両足がバカみたいに重くて、へたすりゃ100人手合いの後の方がまだ動けたんじゃないかと思えた。
ずる、べた、ずる、べた。
まるでやっと歩き出したばかりの赤ん坊みたいに、へっぴり腰でドアに向かって進む。頭ははっきりしているのに身体の感覚はまるで別人のものを借りているみたいに言う事を聞いてくれない。
(もうちょいだけ続きます、0325)
落ちてない!!
では今度こそ、おやすみなさい!!
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